2013年8月4日日曜日

運命のMRI

不安な一夜を過ごし、翌朝(7/22)、目が覚めるとベッドの中で、手、足、手足の指、顔、頭などを動かし、麻痺がないことを確認してホッとしましたが、顔に手を触れると、右側のまぶたの下から上唇の上までしびれが出ていることに不安を感じました。

前夜から絶食で栄養は点滴のみなので、朝食もなく、寝たきりで朝の時間が過ぎていきます。眠ったり覚めたりしていると、診療時間になったようで、看護師さんがわらわらとやってきて、ベッドからストレッチャーに移動し、2階の病室から地下1階のMRIまで運ばれました。

ついに運命のMRI。
頭が動かないようにスポンジとベルトで完全に固定し、MRIの中に入っていきます。
しばらくするとゴンゴンゴンゴンとか、ブブブブブブブとか、大きな音が頭に鳴り響き、私の頭を切り刻んでいきました。
入っていたのは15分ほどでしょうか、頭がMRIからス〜っと抜き出され、固定を外し、またストレッチャーに乗せられて病室に戻りました。

午後に医師がやってきて、手足指などの動作を確認した後、「広がっていないから大丈夫」と言われ、良かった〜助かった〜と、ホッと安堵しました。
外傷性くも膜下出血の自覚症状としては、右側のまぶたの下から上唇の上までのしびれ以外、頭痛や麻痺などはありませんでした。

点滴はあいかわらずですが、夜から病院食になりました。
以前から軽い高血圧だったので、減塩食になり、薄い味付けに食が進まず、また、前夜から絶食だったので、胃が受け付けず、ほとんど残してしまいました。


病室が大部屋なので、夜中に他の患者さんに何かがあると、部屋が明るくなるため、自宅で愛用しているテンピュールのアイマスクを持ってきてもらいました。
テンピュールのアイマスクは、あの低反発素材で目の周囲を覆うようになっていて着け心地が優しく、周囲から光がまったく入らないため、本当に真っ暗になります。
出血の広がりはなかったという安心感と、光が入らないアイマスクのお陰で、その夜はぐっすりと眠れました。


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